栄養に関する本のご紹介の3回目は…
「栄養学を拓いた巨人たち」です。作者は杉 晴夫先生。
この本の副題には<病原菌なき難病」征服のドラマ>とあり、「壊血病」、「ペラグラ」、「脚気」などと戦った先駆者たちへの敬意も表されています。
さてこの本の表紙を飾るのはこちらの偉人の方々です(左上から時計回りに)
~脂溶性ビタミンを発見した~エルマー・マッカラム
~海軍を脚気から救った~高木兼寛
~戦後の日本の学校給食の実現に尽力した~クロフォード・サムス
~ペラグラの原因解明に貢献した~ジョゼフ・ゴールドバーカー
教科書ではビタミンの勉強をしても発見者の方々のお顔まで拝見することはありませんよね。
おすすめは第5章の「エネルギー代謝解明をめぐるドラマ」
杉 晴夫先生も後書きで「研究者たちが、われわれの身体のエネルギー産生工場であるクエン酸回路に迫っていく過程にも、探偵小説的な面白さがある」と述べられているように、第5章は生化学の教科書で学んだ糖質代謝のクエン酸回路発見までのストーリー!ハラハラドキドキしながら天才たちの軌跡をたどりました。
この本を読むと、栄養学が現在のように確立されるまでに、先人たちの命がけの苦闘や長年にわたる研究があったことが分かります。
栄養学を勉強した方々にとってはきっと面白い1冊になることでしょう!
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