営養と栄養

私たちが用いる「栄養」という言葉は、以前は「営養」と漢字表記されていて

その語源は、中国の「営食養生(食を営めば生命が養われる)」が元になっていたそうです。

それがいつ「栄養」に変わったかというと…

1918年、佐伯 矩博士が、文部省に「営養」を「栄養」に改めるよう建言したことにより

それ以後、「栄養」と漢字表記されるようになりました。

「栄養」は「食が栄えれば命が養われる」と記します。

1918年当時の日本の国家事情や子供たちの栄養状態を考えると

「栄養」に込められた佐伯博士の思いが伝わってくるような気持ちがします。

佐伯博士は、世界で初めて日本で「栄養学」を立ち上げました。

「栄養士」、「偏食」、「栄養指導」など、私たちが用いる専門用語を考案したのも佐伯博士です。

「栄養士」は「様々な現場で食事を通して人々の健康に従事するプロフェッショナル」

とてもやりがいのある仕事です。

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