こんにちは！東京栄養専門学校です。

今日、ご紹介する本は、「ターシャ・テューダーのクリスマス」です。

ターシャ・テューダーさんはアメリカの絵本作家で、2008年に92歳で亡くなっていますが、19世紀のような生活に憧れて、ニューイングランドの森の家に移り住み、生活用品のほとんどすべてを自分で手作りして、自然に寄り添いながら生活された方です。彼女の作る美しい庭は世界中のガーデナーたちの憧れのお庭とのこと。

この本ではターシャさんが毎年クリスマスを心待ちにして、12月に入るとクリスマスの準備を楽しみ、いよいよクリスマス当日を過ごす様子が美しい写真とともに生き生きと描かれているので、見ているだけでとても楽しいです。

目を見張るのはターシャさんが作る「クリスマスディナー」。クリスマスの前に１日かけてゆっくりあぶり焼きされるロースト・ターキーは肉汁がたっぷりしみ込み、しっとりと柔らかく旨味に溢れていることが写真からも伝わってきます。ロースト・ターキーに添えられるクランベリーソースも手作りで、とても美味しそうです。

ストレスの多い現代社会では、毎日、忙しく生活している人がたくさんいると思います。

毎日忙しいと季節の行事を楽しむゆとりがなくなりますよね。

私もその一人で、ターシャさんのように時間をかけてクリスマスを準備したことはありません。

ターシャさんは言います。

「人生はあっという間よ。忙しすぎて心が迷子になっていない？」と…。

この本を読んで、季節の行事を楽しむとは、今この瞬間を楽しむことと同じかなと感じました。

今年は少しの時間でもクリスマスを心から楽しめるといいなぁと思っています。

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