こんにちは!東京栄養専門学校です。
皆さんは「LRP5」という言葉を聞いたことがありますか?
LRP5(Low-density lipoprotein receptor-related protein 5)は「低密度リポタンパク質受容体関連タンパク質5」。少し難しい名前ですが、実は私たちの骨密度を左右し、骨を作るためのシグナル(Wnt)を受け取る受容体として重要な役割を担っています。Wntのシグナルが強いと骨粗しょう症になりにくく、Wntのシグナルが弱いと骨粗しょう症になりやすいことが知られています。そのため、LRP5の機能が低下すると、骨粗しょう症のリスクが高まってしまいます。
体を「家づくり」に例えてみると…

体を「家づくり」に例えてみると、LRP5の重要性がよくわかります。
【図解:LRP5の役割】
左から…
・材料(タンパク質):木材・コンクリート・鉄筋(体を作る材料)
・発注書(Wntシグナル):家を建てるという指令
・現場監督(LRP5):発注書を受け取り、材料に指示を出す「受容体」を表しています。
※画像内の文字はイメージです。
どんなに立派な「材料(食事)」があっても、「現場監督(LRP5)」が「発注書(Wntシグナル)」をしっかり受け取らないと、「家(体)」は完成しません。Wntのシグナルが強いと骨粗しょう症になりにくく、逆にLRP5の機能が低下して、Wntのシグナルが弱まると、骨粗しょう症のリスクが高まってしまいます。
「フレイル」や「サルコペニア」との関係
一般的に、加齢による筋肉低下(サルコペニア)や心身の活力低下(フレイル)は食事(タンパク質)不足が原因と考えられてきました。
しかし近年の研究で、LRP5(受容体)が加齢などでうまく機能せず、Wntからの指令が正しく伝わらないことでも、「サルコペニア」や「フレイル」を引き起こす一因であることがわかってきました。
現場監督(LRP5)の不調が体の弱まりを加速させてしまう可能性があるのです。
これからの未来:健康寿命の延伸へ
残念ながら、今のところ「フレイル」や「サルコペニア」の特効薬はありません。しかし現在、このLRP5の働きをサポートする薬の研究が世界中で進められています。将来、LRP5の働きを維持・強化する薬が開発されれば、「サルコペニア」や「フレイル」の予防や改善に期待が持てようになりますし、私たちの「健康寿命」をさらに延ばすことにもつながるでしょう!
最先端の研究分野である「LRP5」これからも目が離せません!!

参考文献
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