こんにちは!東京栄養専門学校です。
1年生が食品衛生学実験の授業で「グラム染色」を行いました。
「グラム染色」とは、細菌検査の基本的な染色方法で、デンマークの細菌学者のグラム先生によって考案され、細菌の分類や感染症の診断、抗菌薬の選択を特定するために広く用いられています。栄養士として必要な食品の衛生管理や食中毒原因菌の推定に役立つ検査方法です。
まずは教室で「グラム染色」ついて学習しました。本日の実験のポイントは3つ。染色標本の作り方、染色方法、油浸レンズの扱い方です。

白衣に着替えて実験室に移動したら実験スタート!
今回は自分たちの手指から採取した菌を用いて「グラム染色」を行いました。
まずは標本作りから…

次に火炎滅菌を行います。
それから標本を染色液で染色しました。染色時間を守ることも大切な操作のひとつです。

いよいよ顕微鏡で観察です。油浸レンズの取り扱いに気をつけてね。

グラム陽性菌は青色に、グラム陰性菌は赤色に染まります。
何色に染まったかな?
そしてどんな形をしていたかを、自分のノートにそれぞれスケッチしました。
|  |  |  | 
クラスの友達のスケッチを見て回った学生がす~っと一言「みんなちがって、みんないい!」
グラム染色の実験は「私と細菌とクラスのみんなと」の多様性を学ぶ時間にもなりました。
 
   
 
     
											 
											 
											